人気の高いシャープの「CV-RH140」と「CV-SH150」は、どちらもプラズマクラスター搭載で高性能なモデルですが、購入を検討する際に「どっちが良いの?」「何が違うの?」と迷ってしまう方も多いです。
実はこの2機種、見た目は似ていてもいくつか大きな違いがあります。
- 適用畳数と除湿能力の違い
- 風の吹き出し口の設計と衣類乾燥スピード
- 消費電力や運転音の違い
- 操作パネルの表示や利便性の進化
- 販売時期による価格差や型落ちの可能性
この記事では、そんな「CV-RH140」と「CV-SH150」の違いを徹底比較して、あなたにぴったりの1台が選べるように詳しく紹介していきます。
シャープ衣類乾燥除湿機CV-RH140とCV-SH150の違いを比較
まずは「CV-RH140」と「CV-SH150」の主な違いを表で比較してみましょう。
比較項目 | CV-RH140 | CV-SH150 |
---|---|---|
除湿方式 | コンプレッサー方式 | コンプレッサー方式 |
除湿能力(50Hz/60Hz) | 12.5 / 14.0 L/日 | 13.5 / 15.0 L/日 |
プラズマクラスター適用床面積 | 約11畳(約18㎡) | 約13畳(約21㎡) |
衣類乾燥時間(目安) | 約165分 | 約140分 |
消費電力(衣類乾燥時) | 約295W | 約315W |
運転音(衣類乾燥時) | 約39dB | 約38dB |
外形寸法 | 幅359×奥行248×高さ665mm | 幅350×奥行285×高さ645mm |
質量 | 約15.5kg | 約15.0kg |
発売時期 | 2022年 | 2023年 |
主な違い(ポイントまとめ)
除湿能力・対応畳数の違い
CV-SH150の方が除湿能力がわずかに高く、適用床面積も広く設計されています。
これは、広めの部屋で使用する方や洗濯物が多い家庭にとって大きな魅力です。一方で、CV-RH140でも十分な除湿力があり、一般的な家庭であれば問題なく使える性能を持っています。
衣類乾燥時間の差
CV-SH150は衣類乾燥にかかる時間が約140分と、CV-RH140よりも約25分短縮されています。
これは、風の吹き出し方向や内部構造の改善によるもので、忙しい日や洗濯物が多い日にはかなり便利です。
時短家電を求める方にとっては、見逃せないポイントです。
静音性と省エネ性能の違い
運転音に関しては、どちらも非常に静かで夜間使用にも向いていますが、CV-SH150の方がわずかに静かです。
消費電力はCV-SH150の方がやや高いものの、その分除湿力が高く、乾燥スピードも早いので、結果的には効率の良さにつながります。
サイズと設置性の違い
CV-SH150の方がわずかにスリムで軽量になっており、狭いスペースにも置きやすくなっています。設置場所を選ばないという意味でも、新モデルのメリットと言えます。
発売時期による価格差や型落ちの影響
CV-RH140は2022年モデルであり、価格が下がっている傾向があります。
コスパ重視であれば型落ちを狙うのもおすすめです。CV-SH150は2023年モデルのため最新機能が備わっていますが、価格はやや高めです。
CV-RH140とCV-SH150の共通点
「CV-RH140」と「CV-SH150」は違いもありますが、実は共通点も非常に多く、どちらを選んでも満足できる基本性能を備えています。
以下に主な共通点をまとめます。
それでは、それぞれの共通点について詳しく紹介していきます。
コンプレッサー式の高効率除湿方式
両モデルともにコンプレッサー方式を採用しており、電気代を抑えつつもしっかりと除湿してくれます。特に夏場の高湿度時期に強く、気温が高いほど効率よく除湿できます。
電気代が気になる方にとって、コンプレッサー方式は非常に心強い味方です。また、電力消費が少ないため、日常的に使っても家計に優しいというメリットもあります。
プラズマクラスター搭載で空気もキレイに
シャープの大きな特徴であるプラズマクラスター技術は、両機種に共通して搭載されています。部屋干しによる臭いの原因菌を抑制し、部屋全体の空気も清潔に保つ働きをしてくれます。
除湿機としてだけでなく、空気清浄の役割も兼ねてくれるので、一石二鳥です。特にペットやタバコの臭いが気になる家庭にはうれしい機能です。
衣類乾燥モードで梅雨も安心
どちらのモデルにも衣類乾燥に特化したモードが搭載されており、梅雨や冬のジメジメした季節でも部屋干しが快適になります。
風を効率よく洗濯物にあてることで、素早く衣類を乾燥させ、部屋干し臭を防ぐことができます。家族の洗濯物が多い家庭や共働き世帯には非常に便利な機能です。
大容量タンクで排水の手間が少ない
両機種ともに約3.1Lの大容量タンクを搭載しており、頻繁に排水する必要がありません。
長時間の運転でも安心して使うことができ、ストレスなく除湿や衣類乾燥に集中できます。さらに、満水になった際には自動で運転を停止する安全設計となっているので、留守中の使用も安心です。
タイマー・連続排水対応で使い勝手も◎
両機種は「切タイマー」や「連続排水機能」に対応しており、夜間の使用や外出時の使用にも適しています。特に連続排水はホースを使えばタンクの排水が不要になるため、長時間の除湿や衣類乾燥にも便利です。
日常生活の中で無理なく使える、ユーザー目線の設計がうれしいポイントです。
シャープの衣類乾燥除湿機CV-RH140とCV-SH150の機能や特徴
「CV-RH140」と「CV-SH150」はどちらもシャープの人気除湿機であり、基本性能が非常に高いことで知られています。
ここでは、それぞれのモデルが持つ機能や特徴を詳しく見ていきましょう。
高い除湿能力と広い対応畳数
CV-RH140は最大14.0L/日の除湿能力を持ち、CV-SH150はさらに高い15.0L/日を実現しています。
どちらもパワフルな除湿力を誇り、広い部屋や湿度の高い空間でもしっかりと水分を取り除いてくれます。CV-SH150の方が若干広い空間に対応しており、13畳程度のリビングでも十分に使えます。
夏場のジメジメした空気を快適に保つには十分な性能です。
衣類乾燥特化モードでスピード乾燥
両モデルともに「衣類乾燥モード」が搭載されており、効率よく洗濯物を乾かしてくれます。
CV-SH150では、約140分で衣類を乾かせる設計になっており、CV-RH140よりも乾燥時間が短く済みます。
この差は、風の吹き出し方向や風量の調整によるもので、より短時間でしっかり乾かしたい方にとってはCV-SH150が便利です。
プラズマクラスターで空気もきれいに
シャープの代名詞ともいえる「プラズマクラスター」技術は、CV-RH140とCV-SH150どちらにも搭載。
部屋干し臭の原因となる雑菌やカビを抑えつつ、空気中のウイルスやアレル物質も分解・除去してくれます。
除湿しながら空気清浄もしてくれるため、1台で2役をこなす優れた家電です。
操作性とデザイン性も◎
どちらのモデルも見やすい操作パネルを備えており、誰でも簡単に使える設計になっています。
操作ボタンもシンプルで、乾燥モードや除湿モードの切り替えも直感的に行えます。CV-SH150は特にパネルが明るく視認性が高く、細かい設定も分かりやすく表示されるのが魅力です。
タンクの大容量設計と排水のしやすさ
CV-RH140とCV-SH150ともに、3.1Lの大容量タンクを採用しています。タンクが大きい分、頻繁に水を捨てる必要がなく、忙しい日常でも手間をかけずに使えます。
また、満水になった際は自動停止機能が作動するため、水があふれる心配もありません。さらに連続排水ホースにも対応しており、長時間の運転にも対応可能です。
CV-RH140とCV-SH150のメリット、デメリット
CV-RH140とCV-SH150はどちらも高性能な除湿機ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分のライフスタイルや使用環境に合った機種を選ぶために、特徴をしっかり押さえておきましょう。
CV-RH140のメリットとデメリット
メリット
- 価格が抑えられており、コストパフォーマンスが高い
- 必要十分な除湿能力とプラズマクラスター搭載で基本性能は十分
- 静音性が高く、夜間の使用でも気になりにくい
- タンク容量が大きく、排水の手間が少ない
CV-RH140は2022年モデルということで、価格が比較的下がっておりコスパの良い選択肢となります。除湿性能も申し分なく、基本機能はCV-SH150と大差ありません。
加えて静音性も高く、寝室での使用にも向いています。
デメリット
- 衣類乾燥にかかる時間がCV-SH150よりも長い
- 新モデルと比べると対応畳数がやや狭い
- デザインや操作パネルの表示が若干古めに感じる
時間のない家庭や大量の洗濯物を素早く乾かしたい場合は、少し物足りなさを感じることもあります。操作性に関しても、最新モデルと比較すると若干レトロな印象を受けるかもしれません。
CV-SH150のメリットとデメリット
メリット
- 除湿能力がさらにアップし、対応畳数も広い
- 衣類乾燥時間が短く、忙しい人にぴったり
- 操作パネルの視認性が良く、使いやすい
- 静音性も高く、住宅環境にやさしい設計
CV-SH150はより新しいモデルで、除湿力・乾燥スピード・使い勝手のバランスが非常に優れています。最新機能が搭載されており、どんな家庭でも快適に使える完成度の高いモデルです。
特にスピード乾燥を重視する方にはおすすめです。
デメリット
- CV-RH140と比べて価格がやや高め
- 機能が充実している分、細かい設定が苦手な人にはオーバースペックに感じることも
価格に見合った性能はありますが、シンプルに使いたい人や、できるだけ安く除湿機を手に入れたいという方には少々ハードルが高いと感じるかもしれません。
また、最新モデルを選ぶ場合、家電全体のコスト感も踏まえて慎重な選択が必要です。
CV-RH140とCV-SH150をおすすめする人しない人
両モデルにはそれぞれの強みと特徴があるため、どちらが向いているかは使う人のライフスタイルや重視するポイントによって異なります。
ここでは「こんな人におすすめ」「こんな人には向かない」といった視点で、選びやすく整理してみました。
CV-RH140をおすすめする人・しない人
おすすめする人
CV-RH140は、価格を抑えつつも除湿力や基本機能が十分に備わっているモデルです。
最新機能がなくても問題ない方や、コストパフォーマンスを最重要視する方に特におすすめです。寝室や小さめの部屋で使う人には最適な一台です。
しない人
- 最新モデルの機能を重視したい人
- 大量の洗濯物を一気に短時間で乾かしたい人
- 広めのリビングなどで使いたい人
CV-RH140は対応畳数がやや狭く、衣類乾燥にも時間がかかるため、ファミリー層や使用頻度が高い家庭ではCV-SH150の方がストレスが少ないかもしれません。
CV-SH150をおすすめする人・しない人
おすすめする人
CV-SH150は2023年発売の新モデルで、あらゆる面で進化したスペックを持っています。
特に、短時間で効率よく衣類を乾かしたい人や、毎日使いたい人にはかなり満足度の高いモデルです。
しない人
- 価格重視でできるだけ安く済ませたい人
- 最新の機能をすべて使いこなす自信がない人
- 小さい部屋での使用がメインである人
CV-SH150は多機能な分だけ価格も高めなので、機能をそこまで求めない方にはオーバースペックに感じる可能性もあります。
また、小さな部屋でシンプルに使うだけなら、CV-RH140の方が無駄なく使えるでしょう。
電気代とランニングコストの違いは?
除湿機を選ぶ上で意外と見落としがちなポイントが「電気代」や「ランニングコスト」です。長期間にわたって毎日使用する家電だからこそ、日々の電気代も購入の決め手になります。
消費電力と1時間あたりの電気代の比較
機種 | 消費電力(衣類乾燥モード時) | 1時間あたりの電気代(目安)※27円/kWh換算 |
---|---|---|
CV-RH140 | 約295W | 約7.96円 |
CV-SH150 | 約315W | 約8.51円 |
CV-SH150の方がわずかに消費電力が高く、その分電気代も若干上がります。
ただし、CV-SH150の方が乾燥時間が短いため、1回の使用あたりで見ると結果的にトントン、もしくは効率的とも言えます。
たとえば、CV-RH140で165分乾燥するのと、CV-SH150で140分乾燥するのでは、合計電気代にそれほど大きな差は生じません。
この点は、どちらのモデルを選んでも日常的なランニングコストに大きな違いはないと考えて問題ないでしょう。
保証期間とサポート体制はどうなっている?
どちらのモデルもシャープの製品であるため、基本的な保証期間は「1年間」です。
また、シャープは家電のアフターサポートが比較的充実しており、公式サイトから製品登録を行うことで、修理・保証の対応もスムーズになります。
また、大手家電量販店で購入する場合は、店舗独自の長期保証(5年・10年)をつけられるケースもありますので、購入時には保証内容もチェックしておくと安心です。
フィルターの手入れやメンテナンス性の違い
両モデルともに、フィルター部分は取り外して水洗いが可能で、清掃も簡単です。
特に衣類乾燥で毎日使う場合、ホコリや繊維がたまりやすいため、定期的なメンテナンスが大切です。
CV-SH150は、フィルターの取り外しや掃除のしやすさが向上しており、よりスムーズにメンテナンスできます。
日常的にお手入れをしやすい設計というのは、長く使う上でかなりのアドバンテージになります。
シャープの衣類乾燥除湿機CV-RH140とCV-SH150の違いと比較まとめ
シャープの衣類乾燥除湿機「CV-RH140」と「CV-SH150」は、どちらも高性能かつ信頼性の高いモデルです。
違いとしては、除湿能力や衣類乾燥のスピード、適用畳数、操作性などがありますが、どちらも日常使いに十分な機能を備えています。
CV-RH140はコストパフォーマンスに優れたモデルで、静音性や除湿力など基本機能がしっかりしており、価格を抑えたい人にぴったり。
一方CV-SH150は乾燥時間が短く、より広い部屋にも対応した最新モデルで、効率を求める方に向いています。
選ぶポイントは「価格を優先するか」「時短や性能を優先するか」。
どちらを選んでも満足できる内容なので、ライフスタイルに合わせて選ぶのが後悔しないコツです。
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